ナチュラルインディゴ
植物性の染料
2021年、マリメッコ初となる植物性の染料を使用した製品が登場。よりサステナブルな染料を求め、マリメッコはナチュラル インディゴ フィンランド社と提携し、商品化が実現しました。
古代のインディゴ
ナチュラル インディゴ フィンランド社との取り組みにより初めて登場したのは、色鮮やかなインディゴブルーの染料。この色味はホソバタイセイという植物から抽出されたもの。ホソバタイセイとは、アジア、南欧、北米の暖かい地域において使われてきた染料です。長年に渡って使用されてきた染料ですが、産業レベルで使用したのはマリメッコが初めて。
試行錯誤してできた染料
試行錯誤してできた染料
マリメッコがナチュラル インディゴ フィンランド社とタッグを組み天然染料の商品化に向けて着手したのは2019年。ヘルシンキにあるマリメッコのプリント工場では、様々な染料の品質検査、色落ち試験が繰り返し行われました。従来の染料を用いたファブリックに比べて、天然染料を使用する場合はモチーフのデザインや染色技術について革新的な思考力が求められます。
サステナビリティの研究は続く
天然染料の使用は、マリメッコにおけるサステナビリティ推進策のひとつに過ぎません。今回の成功によって、今まで当たり前のように使われてきたものが環境に優しい代替物に置き換えられることが実証できました。染料の他にも、製品の素材や包装用品など、多岐にわたって改善の余地があると考えています。